今年はすごかった! 第20回奄美大島シーカヤックマラソンin加計呂麻大会2012 レポート
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第20回記念大会の開催、おめでとうございます。
今大会は過去最多の530名の選手を迎えたそうですね。
奄美大島シーカヤックマラソン大会は、運営スタッフやボランティア参加を含めると1000名にも及ぶ、
世界的にも有名なパドリングの祭典です。
この大イベントを20回も続けることが、本当に素晴らしくも大変なことです。
第1回目の年に生まれた子供が成人するだけの年月なのですから・・・
瀬戸内町のシーカヤックに寄せる篤い思いを感じますね。
(おことわり 文中のお名前の敬称を省略いたしました)
今、瀬戸内の海の駅(フェリー乗り場)には、歴代のシーカヤックマラソン大会の写真と過去のリザルトが貼り出されている。
ひとつひとつをじっくりと見てゆくと、過去のリザルトに知り合いの名前を見つけたり、10年以上も前の写真の中に、某人の若かりし頃の姿を発見したり・・・
「あ、この人、このときから出てるんだ・・」と、なかなかにオモシロイ。
シーカヤックマラソンの歴史を積み重ねたこの20年の歩みを
年表のように見てとれる、素晴らしい展示です。
奄美大島と加計呂麻島を隔てる大島海峡。
ここをパドボで横断往復する。
パドボは2010年・第18回大会に初参加して、今回で3回目。
その歴史は始まったばかり。
奄美シーカヤックママラソンにおいて「スタンドアップパドリング」は、まだ正式なカテゴリーとして認められてはいないので、
オープン参加としての出場枠となるのだが、初回の2010年は11名だったのが、2011年は19名に増え、今大会ではなんと、23名の選手がスタンドアップパドリングでエントリーし、大島海峡横断に挑戦したのだ。
地元・瀬戸内チーム 右から
カケロマの若大将、武夏樹(ナツキ)
(となりのサトルをとばして)
パドボ公認インストラクター、岩崎弘明(ヒロ)
鎌倉から移住したばかりの、小野寺哲郎(テツオ)
愛知県出身のシーカヤッカー、清水智恵(チーボー)
総務省から派遣の地域おこし協力隊、皿井明日夏(アスカ)
- 名瀬チーム 右から
パドボで3回目の出場、青木智裕
ベスト8に入った、伊集院兼卯
(サトルをとばして)
昨年インフレータブルで出てた?中村さやか
榊原博樹
吉原智子
恵竜太
その後ろにいる人、ごめんなさい・・・見えてないねぇ
しかも、私たちパドボ事業部を含めて県外からの選手はたったの4名で、他の19名は全員「シマンチュ」っていうのがすごい!!
その内、シーカヤックマラソン自体に初参加の人が13人っちゅうのが、すごいことだ。
そろそろ、正式なカテゴリーに格上げしてもらわんばね。
内訳は、男性が14人 女性が9人に増えた!
男性の最年長はサトル・56歳で、
女性の最年長は、前田知恵美さんがミユキと同い年の・50歳。(前田さん、来年も一緒にキバリンショ!)
最年少は、渡辺穂ちゃん・12歳。PADOBO奄美チームの新鋭デビューです!(*^0^*)
本当にすごいなぁ〜 うれしいなぁ・・・
地元の嘉鉄から参加した 渡辺光(アキラ)は
瀬戸内ローカルのパドボ公認インストラクター
笑顔が最高に可愛い娘さん、穂(ミノリ)ちゃんを伴って
親子で挑戦って、ホント素晴らしくすごい!!
アウェーのチームPADOBO 右から
プロサーファー、柄本昌彦(マサ)
大阪の体育教師、奥田耕三(コウゾウ)
パドボ代表、奥田哲(サトル)
そして私、奥田みゆき(ミユキ)
いつも集合写真にいない田畑康一郎
今回はつかまえた。
やっさん、てば 真面目にゴールしないでぇ、
どっかで飲んでたっちゃ?!
いよ〜 ジャック、今年もいたねぇ!
会えて嬉しいよ〜 (*´∀`*)
海水を発射するピストルがオチャメだね
PADOBOの挑戦
我らパドボチームは、ホームとアウェーの混成部隊で、男女合わせて11名。
Paddle-Surfer 11’4”での出場が7人。そして、ke’e sharkでの出場が5人。
今回は「ke’e sharkシリーズ」での出場が、パドボの新たなる挑戦だったとも言える。
Paddle-Surfer 11’4”の性能は、過去2回のシーカヤックマラソンにおいて、すでに証明済み。
そりゃ、全長が長いボードは直進性に優れているので、まっすぐに走って速いのは
アタリマエのこと。(いまの世の中には、そのアタリマエでないボードも多数あるけど・・・)
しかし、高性能な「サーフボード」が走り出すと早い!というのがパドボの理論なのだ。
Ke’e Sharkシリーズは(11'4"には及ばないかもしれないが)そこそこ、行けるんチャウ?
- ピンクのKe’e Shark 10’で
シーカヤックマラソンに初挑戦したのは
チーボーとアスカ
ふたりともパドボを漕ぎ始めたのがほんのちょっと前のこと
はっきり言って「ド素人」が、レースの前日にも
渡連(カケロマ)からヤドリ浜(大島)まで漕いできた。
なんとすばらしいガッツ!!
Ke’e Shark 9’9”で
地元瀬戸内町から出場したのは
石田晃一
ヒロのスクールを受けた日に、小さい波に乗れちゃって
パドボにすっかりハマってしまいましたとさ。
私はお気に入りのKe’e Shark 9’4”で挑戦してみたよ!
これ、テイクオフがメッチャ早くて、波のフェイスをグイグイ走るのだ。
フラットウォーターの長距離を試す価値がある!
いよいよスタート
さて、昨日までの南風が今朝は南西にふれて、海峡を吹き抜けている。
港内は静穏だが、堤防の外は風が当たっていて海面はラフな状態。
一昨年ほどハードではないが、昨年ほどラクでもない感じ・・・
天気は上々。空も海もこの上なく青い。
各選手は次々に海上に浮いて、午前9時に開会式、さわやかに元気よく選手宣誓。
そしていよいよスタート3分前のコール。
フルマラソン(36km)を漕ぐ選手たちが先にスタートする。
第2グループでのスタートとなるパドボチームはゆっくりと港口を出て、スタートラインの有利な場所を探しながら、第1グループの後に控える。
FM奄美でおなじみのマルタさんの声がカウントダウンを告げる。
スタートホーンが鳴ると同時に、みんな一斉に頭上にパドルを掲げ「ウォー!」と雄叫びを上げてから漕ぎ始めた。(よっしゃぁ!気合だぁ!!)
威勢のよいホノホシ太鼓が第一グループを送り出すと、パドリングで波立った海面が揺れて大量の渦が跡に残り、ボードに立っていることが難しいほどだ。
そろそろと港口を出る・・・
港の外は、風と波
今回、スタートからゴールまで、
SUPクラスのトップを守りきった
青木さんのスタート前の笑顔!!
ねぇ、レース中ず〜と笑顔だったでしょう?
やがて改めて3分前のコール、第2グループスタート5秒前からのカウントダウン。
そして2回目のホーンが鳴り、ハーフマラソン(20km)がスタートした。
私は、カヤックに囲まれて思うように前に出ることができなかった昨年の経験を繰り返すことなく、
今回はスタートラインを出てすぐにアウトに向かい、最も沖側にポジションを取った。
この作戦はみごとに成功し、前後に数艇のカヤックがいるだけで周囲はガラガラ。
ほぼ真後ろからの追い風で、どんどんと進む。
「やったぁ〜、ストレスな〜し」と、思った次の瞬間、左後方から追突された!
カヤックが私のボードのテールに乗り上げて、左足のふくらはぎに、カヤックのノーズがぶつかって来たのだ。
何とかワイプアウトは堪えたが、油断は禁物だと思い知る。
「兜の緒を締めよ」とは、このことかっ!
スタート後の余裕こく中で
「奥田さんじゃないですか〜」と、さらに沖側から抜かして行ったのは
瀬戸内町役場の重村さんの親子タンデム艇。
「あらぁ、いつもお世話になってますぅ」
と、道端同様のご挨拶を返してワンショット
レース展開
パドボチームの先頭集団は、全員がPaddle-Surfer 11’4”。
青木さん、コウゾウ君、サトル。少し送れてマサが続く。
青木さんは昨年「奥田さんに着いて行く・・」と言っていたけど、今回は、ものすごい勢いで先頭を切って行った!
いつも大阪から駆けつけてはトンボ帰りするコウゾウ君は、「忙しくて練習不足」と言いながらも確実に進歩向上している様子だ。先頭に飛び出した青木さんの後ろにしっかりと付いている。
サトルは昨日のいい波でサーフィンしすぎて、チョトお疲れ気味なのか?年なのか?
(実はスタビライザーにリーシュが引っかかって、ずっとドラッグしたままだったと、レース終了後に本人の談・・・ある、ある。)
続く第2集団は、私(ミユキ)の後ろに、ナツキ、ヒロ、伊集院さん
他に立っている選手は周囲に見当たらない・・・
そして先頭集団と第2集団は、その内部で順位争いがあったものの、このまま最終ゴールまで維持されることになる。
古仁屋港を出て市街地が終わると緑豊かな岬にさしかかる。
トンキャンの岬は、清水の湾内から出てくる潮と風のうねりがぶつかり合って、ザワザワと複雑に波立っていた。
私のKe’e Shark9'4"のデッキには常に海水が乗り、レールは完全に沈んでいる。
少し重心を後ろに下げてノーズを上げておかないと、前方から来る波でノーズダイブする。
ここで右(沖側)から伊集院さんが私を抜かして行った。ここはレールが喰わないオーバーフローのボードが有利なようだ。
左(陸側)を見るとナツキが苦労している。ナツキのボードはやたら幅が広くてロッカーが少ないフラットボトム。
細かいうねりに過大に反応し、前後左右にフラついてノーズダイブを連発し、何回もデッキに手を付くほど、つんのめっている。
あれでワイプアウトしないのは、ナツキの優れた身体能力以外の何ものでもない。
そして、そのすぐ後ろにヒロ(Paddle-Surfer 11’4”)が付けている。
ヒロはナツキをいつでも抜けるところにポジションしていて、淡々とそのチャンスを狙っているようだ。
- 岬を回りこむとウソのように静穏になり、風もブランケになって暑さがジワリと染みて来た。
清水(せいすい)集落のスピーカーから、元気な太鼓と威勢のいい応援の掛け声が流れてくる。
砂浜ではヒロの奥さん、かおりちゃんが息子の海君と一緒に手を振って応援しているのが見える。
湾の奥に行くにしたがって、どんどん水深が浅くなり、珊瑚の群落と群れている魚たちが見える。珊瑚にセンターフィンが当たりそうにも見えるので、できるだけ白い砂地を通過するようにする。
ここでは湾内の奥にあるブイを回航しなければならない。
そして各集団の順位が決ったのがこのマーキングだった。
暫定順位
青木さん、コウゾウ君、サトル、マサ、伊集院さん、ナツキ、ヒロ、
そして私が続く。
清水を出るとカケロマ島の渡連(どれん)の浜に向かって、大島海峡横断となる。
海峡の真ん中は、いつものとおり右から左への潮の流れがきつい。
潮と同じ方向からの風もあり、渡連の浜にまっすぐ向かおうとすると、どうしても潮の下手に流されていく・・・
待網崎の白い灯台が失格ラインの目安となるのだが、かなり大勢のシーカヤッカーがその近くまで流されてしまっている。
監視船のスピーカーからは「チェックポイントの右手にあるピンクの屋根に向かって漕げ」と繰り返し注意をしている。
ここで、レールを入れることができないボードに乗ったナツキは潮と風に流されて、ヒロが先に渡連のチェックポイントに上陸した。
潮と風に向かって上ることがパドリングの大事な要素だと、思い知ったナツキ君なのでした。
ナツキ君、来年はPADOBOで出場しなよ〜!
あげっ!またお会いしましたね。
重村一人(父)と鴻之介君の親子
え??初出場なの??
さて、私より後ろはどうなっていたのか、まったくわからない。
生間(いけんま)港の折り返しコーナーを過ぎてスリ浜に向って漕ぎながら、第3集団が追って来るのを期待して、渡連から生間港に入ってくる後続の選手たちを見ていたのだが、立っている人はひとりも見当たらなかった・・・
青いぞ〜!!
レース結果
結果的にパドボチームは、12歳のミノリちゃんが風に負けてリタイアしたが、それ以外は全員完走できました。
しかも1位から4位はPaddle-Surfer 11’4”が独占。
そして6位、8位、と11位から13位、飛んで15位。というのがパドボチームの成績。
1位の青木智裕(11‘4“)が2時間12分29秒。
それに2位の奥田耕三(11‘4“)2時間13分50秒。
3位の奥田哲(11‘4“)2時間15分30秒とは、それぞれ約1分半の格差。
この上位三名、かなりいい勝負だったことがうかがえる。
サトルから15分後に4位の柄本昌彦(11‘4“)が2時間30分44秒でゴールし、その差3分まで迫った伊集院兼卯が5位。
そのわずかに30秒後で6位だった岩崎弘明(11‘4“)は、2時間34分23秒。
渡連で地元ケーブルテレビの取材につかまっていなければ、順位を上げたのにね!
ヒロから7分ちょっと遅れたのが武夏樹、2時間41分29秒。
「ヒロ兄ィに追いつけないとわかったら、心が折れた」と、悔しさをにじませて7位。次回はリベンジできるさ。たぶんね。
その後10分経って、8位に入った私が2時間51分49秒と、トップからその差が40分弱というから、男女の体力差を考慮しても ke‘e Shark9’4“の性能は素晴らしく、耐久レースシーンでもじゅうぶんに通用すると自慢できる!!
(ミノリちゃんがこのボードで出場していたのなら、もしかしたらゴールできたかもしれないね・・・)
ここまでが、スタートからゴールまでの所要時間が3時間圏内。
そして、
私の18分後にゴールしたのが、川 和憲 3時間09分55秒で9位。
その11分後に小野寺哲郎がゴール。3時間20分12秒、10位。
小野寺君「トップから1時間の差はなんだろう?」と悩んでいた。
ボードとパドルと技術の差なのだよ〜ってことは「全然違う」ということだ。
後日パドボスクールを受講して、目からウロコでお悩み解決した小野寺君なのでした!(^_^)
続いて
11位 石田晃一 3時間22分06秒は、ke`e Shark9’9“のさらなる可能性を示してくれたのだ。
12位 皿井明日夏は、3時間44分13秒。ke`e Shark10‘のポテンシャルを証明した。
13位 渡邊光(11‘4“)は、海峡横断の最後にリタイアしたミノリちゃんを監視船に預けたあとで自分との戦いを始めた。
光さんの状況で、3時間46分56秒でのゴールは、「まことに立派だ!」と言うほかない。
14位 恵竜太 3時間48分34秒
さてパドボチームのラスト・15位の清水智恵(ke`e Shark10‘)は、初めてパドボを漕いでから この日がたったの3回目!!というのがまことに素晴らしい、3時間55分15秒。
それって「えらい!」と言っちゃおうね!(*^0^*)
と、ここまでスタートからゴールまでの所要時間が4時間圏内。
- その後、4時間以上かけてゴールしたのは 3人の女性達なのだ。
16位 前田千恵美 4時間01分54秒
17位 中村さやか 4時間16分59秒
18位 福元啓子 4時間20分45秒
本当にがんばったね。完走、おめでとう!
パドボ応援団 来る!
水上バイクで各選手の応援に回った
久実ちゃん、尚美ちゃん、ありがとね〜!
スタンドアップで第20回奄美大島シーカヤックマラソンin加計呂麻大会に出場したみなさま、全員 無事にお帰りなさい。
そしてお疲れ様でした。
奄美大島の青い空ときれいな海を楽しんだかな?
がんばって漕ぎきった人も 残念ながら今回ゴールできなかった人も 長距離を漕ぐ間には、様々な葛藤やいろいろな発見や
それぞれの工夫があったことと思います。
この経験を次に生かして、また来年もみんなでチャレンジしようね!
- ちょっと コマーシャル
さて、今回完走できなかった人も 完走した人にも タメになるお知らせです。
パドボ事業部は「奄美シマ博覧会」に参加します。
9月15日から30日まで、加計呂麻島 諸鈍湾にて
「パドボで行こう!ショートツーリング」というプログラムを行います。
このプログラムは、奥田哲と奥田みゆきが直接指導する、初級〜中級レベルのパドボスクールです。きれいな海と景色を楽しみながら、少し長い距離を漕ぐことで、正確なパドリングとボードコントロールの技術を体得してもらうことを目的としています。
ただ漕ぐだけじゃダメなんだってわかるよね。
パドボ公認スクールで、正しいパドリングを
しっかりと身に付けよう!
来年のシーカヤックマラソンに出てみようかなぁ・・・と考えている、あなた、
ぜひ、この「パドボツーリングdeスクール」にぜひ参加してください。
きっとあなたのパドリング人生に大きな意味を持つことでしょう。
レンタルボード、インストラクター、ランチとドリンク、加計呂麻までの往復の船代まで込み込み
ひとり12000円は、ぜったい安い!(鎌倉でパドボスクールを受講するよりお得!)
ぜひ、多くのみなさまの参加をお待ちしています!!
ヒーローインタビュー
では、ウェッブ恒例のヒーローインタビューといきますか。
今回は、ヒロインだね。
パドボを初めて漕いでから「本当に間もない」のにもかかわらず、シーカヤックマラソンにke`e Shark10‘で挑戦し、
立派に完走した二人の女性にインタビューしました。(インタビュアーはミユキ 以下 M)
写真左側の清水智恵さん (以下 C)は愛知県の出身。
加計呂麻島に定住して4年目だそう。
右側の皿井明日夏さん(以下 A)は、横浜市出身。
「地域おこし協力隊」として昨年、加計呂麻島にやってきました。
M) 最初に聞きたいのは、アスカのやってる「地域おこし協力隊」って何?
A) う〜ん、なんでもやる課みたいな(笑)集落に若い人が少ないので、例えば学校行事や地域のお祭りのお手伝い。
子供達のお世話。お年寄りに手を貸したり、本当に何でも・・・ここで私にできることが全て、私の仕事なの。
(注*統括は総務省。地方自治体が都市住民を受け入れ、一定期間以上、農林漁業の応援、水源保全・監視活動、住民の生活支援などの各種の地域協力活動に従事してもらいながら、当該地域への定住・定着を図る取り組みについて、地方自治体が意欲的・積極的に取り組むのに必要な支援事業)
M) なんか大変そう・・・チーボーの仕事は?
C) いちおう観光ガイド。でもどっちかというと、のんびり過ごしているかなぁ・・
M) それ、うらやましいなぁ・・で、加計呂麻のどこがいい?何が一番好き?
C) やっぱり、きれいな海!これが一番。
A) 何よりだよね〜。ホッントにきれい!!
M) うんうん、自然がすばらしいよね。古仁屋の漁協に「きれいな海は宝もの」って言う意味の標語が書いてあって、
ものすごく納得できる。だけどハンパなく田舎じゃん?カフェもレストランも無いし、スーパーマーケットも
みやげ物屋すら無い。日用品を買う普通の商店もあるような、無いような・・・
都会に育ったふたりにとって、この田舎さ加減って、どうなの?
C) 私にはちょうどいい、かも・・自分に合ってると思う。
A) 買い物はフェリーで古仁屋まですぐに行けるのでそれほど困らないし、不便なりに良いこともある。
人と人とのつながりとか・・人間が少ないのは海がきれいな理由だと思う。
M) そうだね。残念ながら、人間の生活が自然を壊して地球を汚すのだ・・・
ところで、アスカはこの春に初めてパドボしたんだったよね?
私達が4月にパドボキャンペーンで来た時に初パドボしたらいきなりハマって、そのまま中古で買っちゃったんじゃん。
で、チーボーはその気はあったけど機会がなくて・・・って感じだったね。
シーカヤックマラソンの前日に、いきなりふたりがヤドリに現れたときには、もうビックリしちゃった!!
A) シーカヤックマラソンにエントリーしたけど、その後ぜんぜん練習してなくて不安だったの。
あの日は午後から時間ができたので、練習しようって、ふたりで渡連から出てみたらヤドリに波が見えたので、
じゃぁ行ってみようか、って。
M) マジでそれで来ちゃったわけ?ノリがいいっていうか、なんというか・・・すごいね。チーボーはいつ始めたの?
C) シーカヤックマラソンの3・4日前だったかな・・?ヒロさんのスクールを受けて、
ボードもパドルも借りた!それで、ヤドリに行ったのが2回目のとき。
M) マジで??? あなたたち、すごくない?やっぱ、化粧ッけの無い女の子って、すごい!(笑)
それで、パドボやってみた感想は?
C) おもしろい!シーカヤックをやっていたので、同じようかな?って思っていたけど、全然違う。立っている目線がすごく新鮮。
A) 私は、実は以前に稲村ガ崎で、哲さんのパドボしているところを見て「それ、なんですか?」って、聞いたことがあるの。
哲さん、いい波に乗ってて・・・なんだろう、楽しそうだなぁって思った。
そしたら春にここで会ってパドボできることになって、やってみたら本当に楽しくて、子供と一緒に乗れるし・・・
M) へぇ、やっぱりご縁があるんだね。では、シーカヤックマラソンはどうだったの?
C) シーカヤックマラソンは初めて出場した、本当に疲れたけど、あぁ、やったなぁ・・ってかんじ・・・
M) それ達成感? チーボーの記録、3時間55分をず〜と漕いでいるのって、ある意味、すごいよ。
A) シーカヤックマラソンは、二人でいたからやれたかも。一人だとめげたかな(笑)
私達はスタートを少し遅らせたの・・カヤックに囲まれてしまって、どうにもならなくて・・
しょうがないからみんなが出てしまってから、ゆっくりとスタートした。
M) だから見当たらなかったのね。レースには「スタートの要領」っていうのがあるのよ。
スタートのところでの駆け引きって、実はすっごくおもしろい。次は一緒にスタートしようね!
「来年もやる?」との質問に、もちろん、ふたりとも「やる!」と応えてくれました。
ところで、島人の若手の男性に聞いたのだけど
「ここでビキニを見たのは、私達3人だけ」 だという話し。
なぁ〜んて、もったいないんでしょう。
この美しい海に、化粧はいらない。すッぴんのままでパドボとビキニで遊ぼう!
それが NATULAL OPEN MAIND
加計呂麻に根付いたステキな女子、アスカとチーボーのまぶしい笑顔に万歳!
そうそう、この二人も紹介しておこうね。
シーカヤッカーでもパドボーダーでもないけど、毎年このタイミングで
(タマタマということだが) 加計呂麻島に滞在している、大阪のおもろい親子。
パドボの私設応援団なのだ!
まいど、ありがとさんです!
「シーナ・フーナ」
そのまま漫才デビューできるよ。
左が 娘、フーナ 右が母、シーナ
フーナはイラストレーターのひよこ
応援ポスターもTシャツも
手作りの応援が嬉しいぜっ!
奄美大島シーカヤックマラソンin加計呂麻大会に参加していると、毎年、知り合いが増えてゆく。
人間の絶対数が少ないので、必然的に人間のつながりが濃くなるのだ。
古仁屋で、清水で、渡連で、生間で、スリ浜で、と行くところのすべてに知った顔がいて、みんながみんなを応援してくれている。
ここでの出会いは「こ〜んなにウレシイことはない!」ってぐらいに、心が震えるほどに喜ばしいことなのだ。
また来年、みんなの笑顔に会いに行こう。
みなさんも奄美大島シーカヤックマラソンin加計呂麻大会に、パドボで参加してみませんか?ぜったい楽しいよ〜。
加計呂麻島をバックに記念撮影
大阪から参加している奥田夫婦です。ウチの親戚ではありません・・
耕三君は体育の教師で水泳部の顧問も勤める。
多忙な週末をどうにかヤリクリして、奄美大島にやってくる。
がんばれッ!熱血教師!!
奥様の尚美さんもいつも一緒。頼もしい応援団員のひとりなのだ。
また、来年もここで会おうね。
青木さんとサトル
次の大会はどっちが早いか、
バッチバチやねぇ・・
瀬戸内の婦人会のみなさまが用意してくださる
お昼ごはんはとっても美味しい!
500名言い上の参加者全員に振舞うのって、ものすごく大変なこと。ご馳走さま、ありがとうございます!