パドルボード紹介
 屋久島ツアーレポート
パドボがあってよかった!

日本の世界遺産  屋久島でパドボ!!

日本列島は島国です。
特に鹿児島県には個性的な「島」があります。
種子島も奄美も加計呂麻も徳島も、はたまたトカラ列島も それぞれの個性が際立っていますが、
中でも最高に個性的な「屋久島」は「世界遺産」に登録されています。
  




2012年、そのユネスコ自然遺産 屋久島に
パドボが3セット、上陸いたしました!!

屋久島のみなさま、今後とも末永く、パドボをよろしくお願いいたします。
 「世界遺産」とは1972年ユネスコ総会で、世界遺産条約(顕著な普遍的価値を有する文化遺産及び自然遺産の保護を目的とする)に基づき、「世界遺産リスト」に登録された、遺跡、景観、自然など人類が共有すべき、地球上にある不動産
またはそれに準ずるものを言います。お金では買えない、かけがえのないものなのだ。





世界遺産に登録されるには、定められている10の具体的な登録基準の
いずれか、ひとつ以上に合致していることが条件になります。


屋久島は、自然景観(ひときわ優れた自然美)と、
生態系(進行中の生物進化や生物群衆の見本)のふたつの基準を満たし、
1993年、日本国内で一番最初に「世界自然遺産」に登録されました。
 屋久島のパドボオーナーは、屋久島シーカヤックツアーのパイオニア
「ブルーウォーターカヤックス屋久島」  
http://www8.ocn.ne.jp/~kayaks/
代表、濱ノ上正知 (はまのうえ まさとも)氏です
濱ノ上さんは、外資系商社を脱サラし、2002年から屋久島で本格的なシーカヤックツアーを開始。
20年以上におよぶダイビングキャリアを生かし、屋久島でいくつものカヤックポイントやツアーコースを開拓しました。
また屋久島観光協会公認ガイドでもあり、救急法を学んだ濱ノ上さんのカヤックツアーは、環境保護の観点からも
お客様への安全管理も しっかりとしています。


2011年12月に鎌倉まで出向され、スタッフのリヒト君と、ユミちゃんとともに、パドボのスクールを受講されて、
ご自身の事業にパドボを取り入れてくださいました。
濱さん、ありがとうございます。
屋久島の素晴らしい野生のフィールドで、パドボができるなんて最高です!!(*0*)wau!
  
 
                  右の写真・左から、
                  濱ノ上さん、スタッフのユミちゃん 
、リヒト君
                   この3人が、屋久島の海を案内してくださいます。


ブルーウォーターカヤックスのツアーに申し込むと、ツアーのお供にパドボを連れて行って、安全な場所で遊ばせてくれますよ。シュノーケリングにも最高です。
もちろん、パドボに自信がある人は、最初からパドボで出発してもOK!
ツアーの最中には写真をバシバシ撮って、ディスクにまとめて、みなさまのお帰りまでに渡してくれます。とっても親切なサービスですね!



そんな訳で、私達は5月に屋久島の取材に行ってきました。
これはその報告です。



5月14日 鹿児島は今日も雨だった・・・

羽田発6時30分のフライトは快適!
快晴の空を 富士山を真下に見ながら遠州灘を超え、紀伊半島を超えると、厚い雲の中に入った。
低気圧の影響で鹿児島は「またも」土砂降りの雨。(またも・・と言うのは、2週間前に奄美大島で、たっぷり土砂降りを食らった。)
旅の初日は「桜島」をバックにパドボする写真を撮ろうと狙っていたのに、景色は真っ白!
すぐそこにあるはずの桜島は、まったく見えない。 だんだん風も強くなるし、海は時化(しけ)の様相・・・ダメだぁ・・
お天気ばかりは、しょうがないっすねぇ・・温泉でも入って、寝るか・・・



JALの新鋭機材、B737から富士山を見下ろす。
宝永噴火口がはっきりとわかる。
甲府盆地には霧が立ち込め、その向こうに雪をいただく北アルプスが見える。
日本ってきれい!!
 屋久島へ入るのには、一般的に3つのルートがある。
まず鹿児島空港から乗り継ぎ飛行機で行く方法・・・最も時間が節約できるのだが、屋久島行きがプロペラ機なので、
myパドボの持込が不可。ということで今回は不採用。
次に時間的に節約なのは、鹿児島から高速船で行く方法・・・これもボードを自分の手で持ち込むのはめんどくさい・・・
(クジラとの衝突事故もあるので、パス)
どうせ鹿児島空港から鹿児島港までレンタカーでの移動になるのだから、そのままレンタカーごと屋久島に行ってしまう方が
ぜったい楽じゃん! と いうことで、第3の選択。 フェリーで行くことに決定!!

これに先立つ3月に、浜松のTAKI SURFを訪ねたときに、話の流れで「今度、屋久島に行くんですよ〜」と言った次の瞬間、
「俺も行く!」といきなり乗ったのが、TAKI SURFのオーナーで、サーフィン界の大御所・タキさんと、そのアシスタントのユキジさん。ユキジさんは「屋久島へは前から行ってみたかったんだ。でも何となく、きっかけが無くてさぁ・・・」
はい、わかります。私もそうでした。
屋久島はサーフィンの波が無い島なので、ホント、きっかけが無かったんですよ。
同じ思いの人が、世の中、けっこう多いんじゃないですか?
でも、これからはちがいます。パドボができるのは、最大の理由ですよね(^_^)
パドボーダーのみなさま、世界遺産の島へパドボしに行きましょう!!

タキさんとユキジさんのお二人は、車にボードを乗せて浜松を出発。
まずは大阪まで走り、大阪・南港から鹿児島・志布志港まで、フェリー「サンフラワー」で一晩。
私達は羽田から飛行機で出発。鹿児島で合流して、タキさんの車に同乗させてもらうことにしました。



5月15日 鹿児島から屋久島へ
切符売り場のある鹿児島港南埠頭旅客ターミナルは、GW後の平日のせいか、閑散としていた。
殺風景なコンクリートの向こうに「フェリー屋久島2」が停泊している。
平成5年に就航した「屋久島2」の3400トンの白い船体はスマートでかっこよく、東京湾フェリーのイメージとは、ぜんぜん違う。
カメラを構えて、全形をファインダーに納めようとすると、どんどん船体から遠ざかることになる。この船、結構大きいのだ!
航送車両の搬入はタキさんにお任せして、私達はタラップを踏んで、徒歩で乗船することにした。
デッキで迎えてくれた制服のキャビンスタッフは「いらっしゃいませ」と、丁寧に頭を下げる。
船旅って、ちょっとワクワクしますね。


 8時30分。タラップが上がり、「屋久島2」は腹に響く汽笛を鳴らして出航。
船内は広く、あちこちに屋久島の写真や観光案内などが掲示されている。
シャワー室にはサウナがあり、マガジンコーナーにはいろんなジャンルの書籍がある。
「ゴン・ゴン・ゴン・ゴン」という巨大なディーゼルエンジンのリズミカルな音を響かせながら、屋久島までの船旅は約4時間。
旅客は思い思いの時間を過ごす。

離島へ渡るときには、じっくりと時間をかける船の旅が良いかも。
旅人同士のコミュニケーションが生まれ、景色を楽しみ、旅先での行動予定を練る・・・
島での滞在時間が少し削られるが、その旅程を楽しむ「余裕」というものがある。





「フェリー屋久島2」には、郵便局の大きなトラックも乗って行きます。
タキさんのTOYOTA・FJクルーザーもボードを満載して、イザ、屋久島へ。




  昨日荒れた低気圧の残りの厚い雲が重く、湿った風が吹いている。
灰色にくすんだチョッピーな海面を切りながら、「屋久島2」は南下する。 
右に薩摩半島、左に大隈半島が雲の間にぼんやりと浮かんでは、また消える。
鹿児島湾(別名・錦江湾)を出ると、ゆっくりとしたローリングが始まった。
これ以上揺れたら、ちょっとイヤかな〜・・と思うころ、屋久島が見えてきた。屋久島の第一印象は「デカイ!」と「高い!」
急峻な山が幾重にもそびえ立ち、そのふもとの水面の上ぎりぎりに、建物が張り付くように並んでいる。

12時30分。宮之浦港に着岸。
私が子供のころからの夢だった、屋久島についに上陸!!
さっそく濱ノ上さんが出迎えてくださいました。お世話になります。
メンバーの紹介もそこそこに、観光センターの2階でアイスコーヒーを飲みながら、クルー全員でのブリーフィング。





           シーカヤックと一緒に、ルーフキャリアにパドボを立てて積む。
           これ、新しい!
           なんと乗用車の屋根に、シーカヤック3艇とパドボ3本も載せる
           ことができるのだ!
           サーファーは決して思いつかない、素晴らしいアイデアだ!
白谷雲水峡
  本日の午後は、霧深い神秘の森でトレッキングすることに決まり!


標高2000メートル級の山々がそびえる屋久島は「山」を楽しむ島だ。
旅人の姿もほとんど山岳仕様ということもあり、海はあまり注目されていないのかもしれない・・・
でも、海がダメなら山で遊べる!というのが屋久島の利点なのだ。
山用品を貸してくれるレンタル屋さんが何軒もあり、トレッキングシューズもバックパックもテントやシェラフだって、
必要なとき、必要なものをレンタルすることができる。すごく便利なシステムだ!!








トレッキングコースの入り口。
いきなりフォトジェニックな自然美
さすが世界遺産
屋久島の登山の歴史は深い。
山を縦断するいくつものルートが開拓されて、多くの人々の手により整備されている。
有名な縄文杉に至るルートの所要時間は、最低でも9〜10時間ということだ。
今日、午後のこの時間から、暗くなるまでに行って帰ることができるのは「白谷雲水峡」という往復3〜4時間のトレッキングコースだという。即決で出発!
「白谷雲水峡は屋久島の中で最も美しい自然環境を有している」と、
屋久島のプロフェッショナル 太田五雄さん http://guide-k2.jp/ の著作にもある。
「もののけ姫」の舞台のモデルとなったところで、神秘的な森の中の川筋の小道を行くと、いくつもの滝が現れる。
苔類と羊歯類が多い尽くす森の景観は、今日のような雨模様にその風情が増す。

彼岸へのつり橋を渡る・・・

渓谷に花を添える

「カタカタ・・・」と
木霊が出てきそうな・・・
森の中の風景

苔むす森は湿度100パーセント

樹齢千年に満たない杉は
「小杉」と呼ばれる 

実は、いま
この木の中に
サトルがすっぽりと隠れている

白谷雲水峡のトレッキングの終点は「太鼓岩」と呼ばれる、空中に浮いているような巨大な岩の上からの眺望。
広大な景色の中を雲が流れてゆく。




    
                               もののけ姫の映画の中で、
                              山犬のお母さんがいた場所だ
5月16日 屋久島流、川で遊ぶ
  屋久島での「初パドボ」は、安房(あんぼう)川を上る、リバーツーリングから。
河口に近い護岸の階段からボードなどを降ろし、
ゆったりと流れる少し冷たい川面に浮く。
周囲の木々を映しこんで、川の水は緑色に輝いている。
上流に向かって漕ぎ出すと、すぐに人間界は失せ、野生の世界になる。
川岸を縁どる、磨きこんだように光る岩肌の上の新緑の中に、
白や紅の花が散りばめられている。


どこを見ても美しい庭園のような景色だ。

       神々の庭を遊ぶ

        見て!この透明度

安房川の海からの潮が入る汽水域の川幅は広く、右に左に蛇行しながらゆったりと流れている。
両岸の斜面は、ほぼ垂直に切り立ち、うっそうと樹木に覆われている。
時折サルの群れが大騒ぎをしていることもあると言うが、今日は静寂に包まれている。

   安房川に架かる橋
   渓谷の深さがわかる

ここで終点
この先は岩魚(イワナ)たちの世界

景色を愛でながら、
ゆったりと漕ぐ濱ノ上さん

安房川の途中には、尾立ダムからの放流水が勢いよく流れ込んでいる。ここを通過するのが、さりげなく難しい・・・
泡立つ流れ込みを横切ろうとすると、フィンが流れてレイルが食い込み、ボードがヒールする!
放流水に正面から向かって漕ぎ続けていると、そこに留まっていることができるのだが、パドルをやめたその瞬間に、
足元をさらわれたように、バランスが崩れてワイプアウトする!  なかなかテクニカルだ。




             「波は無くてもサーフィン感覚!」の新しいフィールド?
                        カヤックではこの遊びは無いらしい・・・

                              
トローキの滝
  新しいフィールドと言えば、パドボを初めて10年目にして、新しい遊び方をみつけました!!
ちょっとアブナイ「滝つぼ」遊び。 これ、ホントに新感覚。


「トローキの滝」という地名に因んで、
これを「トローキ遊び」と命名

安房川を後にして、昼食の後に向かったのは「鯛之川」の河口。
「河口」と言うのが正確な表現なのか迷うところだが、川の最後が滝になって海に落ち込んでいるのだ!
山の絞り水や湧き水が、海岸の砂浜や岩場に落ちる滝はいくつもあるが、
ちゃんとした川の最後が滝になって海に注いでいるのは、それほど多くないはずだ。
でも広い地球上のどこかで、川の最後が海に直接落ちている滝があるかもしれない。
その滝つぼに、パドボで行くことができるのなら、
世界遺産発祥のパドボ遊びをリスペクトして、それを「トローキ遊び」と 呼んでちょーだい。
みなさまのトローキ遊びの情報をパドボ事業部へお寄せください。待ってるよ!

地味な感じの
漁港から出艇

漁港を出ると 両側が
岩の天然水路になっている・・・

水路が切れると、屋久島の象徴
「モッチョム岳」を望む

このコーナーを回ると、
どこかで水の音がする・・・

おお、奥に滝があった!

さて、どうする?
しばし観察・・・

さて、トローキの滝は、標高1000mを短距離で一気にかけ落ちる「本物の川」なので、その水圧はちょっとヤバイ・・
(特にこの日は雨あがりで水量が豊富)

パドボで恐る恐る 近寄ってみる。
滝つぼのある程度の距離までは、その水圧で押し出されてしまって、なかなか近寄るのが大変なのだが、
ある一線を越えると、逆に滝つぼに吸い込まれてゆく!!そして「あっ」という間に、ひっくり返されてしまうのだ。
滝の下をギリギリまで攻めるのには、コース取りが大切なのだ、と気がついた。
水の流れを良く見て、攻め込む方向を見定める。
水の塊が一瞬小さくなる瞬間を狙って、一気に奥へと攻めこむ。
デッキを叩く水圧に勝ち、できるだけ長く その場にとどまれればよし。
がんばっても やがて最後には、滝つぼから押し出されてしまうのだけれど、下手にインパクトゾーンでワイプアウトすると、
水に引きずり込まれて、水面に浮かぶのが大変だ。
初心者がここで遊ぶのなら、ライフジャケットを着用するのが「安全対策」というものだろう。


みなさまにご注意!
ビキニだけだと脱げちゃうよ〜!
トランクスのウエストも ヒモが無いとヤバイよ〜!!
帽子は失くなります!

安全確保のため、
滝つぼに入るのは順番に

果敢に攻める川田君

最後はワイプアウトして、
吐き出されてくる

  サーフィンできない屋久島だけど、ここにしかないパドボ遊びがあったのだ!
個性とは他に順ずるのではなく、独自に進化してゆくことだ。
屋久島のパドボスタイルは、今後どのように進化してゆくのだろう・・・



5月17日 海がめの浜

オクダスタイルのメンバー川田君は、屋久島に登山をしに来て、偶然、私達と合流することができた。「ここでパドボできると思わなかった〜」と感激のご様子。
ウエットスーツ、足ヒレ、シュノーケルにウェィトまで持って、2000メートル級の山を歩く川田君。この翌日には背景の永田岳(1886m)に入った。



ようやく天気が回復し、青い青い海を見ることができた。
今日は海亀との出会いを求めて、永田の「いなか浜」へ
ほとんどの海岸がゴロタ石の屋久島で、唯一、ビーチなのがこの永田地区なのだ。
観光バスが来る駐車場から、広い砂浜を横切って「ボードを運ぶのはダルイなぁ・・」と不謹慎な考えが頭をよぎったのだが、
濱ノ上さんのエスコートで永田川の河口から楽チンの出艇。  さすがにツボを心得ていらっしゃる。
                                              
                                          永田川の河口は砂州が長く伸びて、干潮時は出口が狭い
                                                    川の水は冷たく、海の潮は暖かい 

この季節は海ガメの繁殖期で、永田の海には「うじゃうじゃと海ガメがいる」と、
濱ノ上さんが言う。
(ちょっと、大げさなんじゃないですかぁ?) と 思っていたら、
アッチにもコッチにも うじゃうじゃと海ガメがいる!!
                             ホントーーだっっ
ここの海がめはアカウミガメ。まるでヒトを怖がる様子が無い。
ボードの下を通過したり、水面に顔を上げて、大きな目でこちらを観察していたりする。テーブルほどの大きなカメもいれば、椅子ぐらいの小さなカメもいる。
何という海だろう!  そこいらじゅう、カメだらけだ!



前方から カメ接近!

リヒト君が撮影したカメ
鰭にタグが付いている

全員が、「カメ」 「カメ」 「カメ」 と、口々に連発しながら、いなか浜を過ぎ、岩場を越えて、その向こうの小さなビーチを目指す。
岩に囲まれたプールがいくつも連なる、ここは「四つ瀬」というところ。

この四つ瀬は、枕状溶岩や珊瑚石やホルンフェルスなど、様々な地質がいっぺんに観察できる。
ジオパークとしても面白く、貴重な場所。石好きには最高に魅力的だ。

狭い水路を抜けてゆくと、
奇岩がゴロゴロしている

この島の全体が堆積岩と
そこに貫入した花崗岩でできている

地下の深いところで形成された花崗岩が、さらにマグマに押し上げられて隆起し、風雨に削られて急峻な山岳島となっている。

石英の結晶が、恐竜の背びれのように並んだ花崗岩

比較的やわらかい珊瑚の岩石が波で削られ、
硬い成分の部分が残った。
薄いひだの様に張出した部分は、
サンディングディスクのように鋭く尖っている。

まるで誰かが、並べたみたいだよね。

岩の花が咲いている?

最大のオマケイベント

その夜はウミガメの産卵を見る観察会に参加しました。
夜の暗い砂浜に穴を掘り、卵を産み落とすアカウミガメを 地元のガイドさんの説明を聞きながら、みんなで観察しました。
同じ亀さんが、2週間おきに6回から7回も 出産に上がってくるんですと!
上陸するのも大変。砂を掻くのも大変。もちろん出産は最も大変・・・疲れて途中で寝てしまう亀さんもいるらしい。
事情通のガイドさんは、亀さんが寝そうになると、そおおと揺り起こして、最後まで観察できるように配慮してくれる。
ごめんね、亀さん・・・私達のために、がんばってくれて、ありがとね。


そして、屋久島ツアーのクライマックスの大イベントは、種子島宇宙センターからロケットの打ち上げ!
こんなタイミングでこの島にいられたことを 嬉しく思う。
(お願いしたって、やってくんないよね)

海を見下ろす坂の上のローカルポイントには、何台もの車が集まっていました。
そして真夜中、午前1時39分。
新幹線並みの正確さで、打ち上げ開始です。
真っ暗な中、いきなり水平線が真っ赤に染まり、
赤い火の玉が、ものすごいスピードで空に駆け上がってゆきました。


そして、一段目の切り離し成功。さらにスピードを上げて天空に上る火の玉。
「行け、行けぇ〜! GO.GO!!」と、もう大興奮!


すぐに二段目の切り離し、成功。
やがて夜空の小さな星となり、輝くロケット。
スーパーネイチャーの屋久島から、スーパーテクノロジーな種子島の
一大イベントを見ることができるなんて、
日本って、本当にすごいっ!と思いません??


5月18日 最終日

ついにその全貌を現した屋久島


雲が去り、空が晴れ渡った。

永田川河口から永田岳を望む。
海抜ゼロメートルから、1900メートルへ、一気に立ち上がる稀有な光景だ。





                  この日、川田君は海の砂を持って永田岳に上がり
                  山の神様に海の御霊を奉納した。


                                 永遠のご守護あれ・・・



屋久島は実に興味深い・・・
海、川、山、植物、岩石、生物、景観などなど、どれをとっても「おもしろワンダーランド」だ!


私が小学生だった頃、先生が授業そっちのけで 屋久島について熱く語ったのを忘れない。
いま思えば あの時、先生は初めて屋久島を訪れ、感動し、誰かに語らずにはいられなかったのだろう。
私は先生の その話に感化された。
子供のころからの夢だった「屋久島」は、先生が私の脳裏に刷り込んだ その情報だったのだと、今になって思い当たる。


今回、パドボを理由に初めて訪れたが、再訪の理由を山ほど見つけた。
私は、また近く、屋久島に上陸することだろう。  たぶん、10月から11月ごろに・・・
一緒に行きたい人は、手を上げて!!
  




素晴らしい機会を与えてくださいました、
ブルーウォーターカヤックスのみなさまに感謝!
また、行きますね。




屋久島でのパドボツアーとレンタルのお問合せは、こちらから
http://www8.ocn.ne.jp/~kayaks/
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